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夏休みも終わりに近づいた八月の末、猫実の地区保健センターに小学生が集まってきました。

多い日で二〇人位、竹とんぼや、木の工作に取り組む男の子、女の子たちは色とりどりの針金で帽子を編んだり、紙の工作に挑戦したり、「夏休み児童工作教室」のひとこまです。

この教室を開いたのは、「いつまでも輝いていたい」との思いから名付けられた

”サークル輝(かがやき)21“の皆さんです。

このサークルは、今年の四月に「広報うらやす」で公募したユニークな名前の事業に、応募してくれた方々が結成したものです。

その事業の名前は、「まだまだ現役健康奨励事業」。

これは浦安市独自の事業で、「高齢者の経験や知識を行政に生かしていこう」また、「高齢者には地域社会で生き甲斐、やり甲斐を見つけていつまでも元気でいてもらおう」という目的のもと、国の「緊急地域雇用特別基金事業補助金」を活用して今年度から二カ年事業で始めたものです。

活動内容は、子育て支援や、同世代の介護予防、生活支援や、それらに関する自主事業などです。

この事業に参加していただく方は、「企画から運営まで」を基本に、「働く意欲のある概ね六〇歳以上の方」で、「ボランティア精神に富んだ方」としました。

応募された方も、最初はこの事業の趣旨に戸惑いもあったようですが、試行錯誤の毎日ながら、「何ができるのか」「何をすべきなのか」の白熱した議論に、担当の職員から「能力も、意欲も、豊かな経験もある高齢者の方々を埋もれさせておくのは、社会にとっての大きな損失」との声が上がるほどでした。

スタートしてわずか半年ですが、乳幼児とお母さんたちが自由に交流できる「わいわい子育て広場」の手伝いや、子どもたちのために滑り台などの遊具の製作や、牛乳パックを利用して腰掛けを作ったり、小さな子どもたちの人気も抜群です。

自主事業として、映画鑑賞と高齢者の方々が生き甲斐、やり甲斐について語り合う「熟年わいわい広場」の開催、また「児童木工教室」の常設や、「熟年生き生き農園」も検討中です。

この事業をきっかけに、NPOの法人化まで夢が広がっているようです。

「高齢者は弱者ではない。」まさに「熟年」のエネルギーが、まちづくりのよい刺激になろうとしています。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.677 2000年10月1日号に掲載)

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