1999年 ● 年頭にあたり ● 生ゴミのたい肥化 ● 情報は知恵の宝庫 ● メガフロート ● 少人数教育 ● 浦安の年末・年始 ● 浦、安かれ ● 都市ランキング 2000年 ● 年頭にあたり ● 閏年の仕掛け ● 第三の波 ● 文字離れ ● 健康と自転車 ● SNUの再建 ● 浦安三社祭 ● エンゼルヘルパー ● 高齢者パワー ● 行政サービス度 ● 行政革新度 2001年 ● 年頭にあたり ● 2001年雑感 ● 人と動物の共存 ● 浦安の少子化 ● 春・浦安 ● 環境レンジャー ● 尺玉 ● 危機管理 ● 防災対策 ● 学校私費 ● 浦安の原風景 2002年 ● 年頭にあたり ● 成人式 ● おさんぽバス ● 青少年館 ● 浦安市民証 ● 浦安生まれの蛍 ● 原爆の語り部 |
浦安三社祭 今年から名前も新たに「浦安三社祭」となった四年に一度の浦安の祭りが、梅雨のまっただ中の六月九日の宵宮から始まり、一一日の日曜日の最終日まで、元町全体が大変な熱気と興奮の渦に包まれました。 九日の直前まで吹き荒れた風と雨も祭りが始まると嘘のようにやみ、翌一〇日は「祭り日和」でした。 浦安の祭り独特の「まえだ!まえだ!」(このかけ声の由来には、いろいろな説があるようですが「まいだ!まいだ!」と声をかける地区もあります。いずれにしても浦安特有の祭りのかけ声は昔から大切に伝えられ守られているようです。)の勇壮なかけ声の元で、九十二基の御輿と、二十五基の山車が街中をところ狭しと練り歩き、今はすっかり住宅地に変貌した元町に、かつての漁師町を彷彿とさせる賑わいと活気をもたらせていました。 昔は、境川にかかる橋の上で御輿同士が鉢合わせになれば、乱闘が始まったといわれるほど気性の激しかったこのお祭りも、今は和気あいあいの元町挙げての大イベントです。 四年ぶりの今年は、早くから祭りの話で盛り上がり、何カ月も前から元町を挙げて準備に入り、老いも若きもひとつにまとまり、地域が一体となって祭りの本番を万全の体制で迎えました。 経験を積んだ熟年が先頭に立ち伝統を伝え、それを受けて壮年、青年、あるいは婦人たちが息を合わせて運営していました。 小学生くらいになると、すでに勇ましく法被を着て、こども御輿を担ぐ子どももいたり、より小さな子は山車を引き、よちよち歩きの赤ちゃんは手を引かれたり、肩車をしてもらって参加していました。 こうして地元に対する愛着が育まれていく様は、本当に頼もしいものです。 私も、最終日にはついに、三基の宮御輿を担がせてもらいましたが、身長が高いので肩が真っ赤に腫れ上がり、娘に「四年後は、私が担ぐからもう引退したら」と冷やかされましたが、楽しい思い出が増えました。 損得なしに力を合わせ、汗を流せるチャンスが少なくなった今、こうしたお祭りは貴重なものと思います。 「ふるさとで担いだおみこし」。将来浦安を離れることがあったとしても、参加した方々にとって楽しく華やかな思い出として、きっといつまでも心に焼き付いてくれることでしょう。 最終日は、あいにくの雨模様でしたが、熱気に負けて祭りが最高潮に達した夕刻には雨雲さえ退散してしまいました。 浦安市長 松崎秀樹 |