2010年

D滑走路の供用開始

2011年

年頭にあたり

「子ども手当」問題

婚活in浦安リゾート

衣替えと復興に向けて

震災とこどもの笑顔

映画「カルテット!」

災害査定と「うらやす復興市民会議」

緑の防潮堤

うらやす復興祭

板橋震災フォーラムに参加して

2012年

「新生浦安」に向けたまちづくり

復興元年と震災1周年

下水道の危機管理を考える

瓦礫

津波の想定と防災協定

天体ショー

興奮の三社祭り

日本の人口減少

ふるさとうらやす立志塾in石巻

凄まじい時代に生きる

人魚ジャパン

復興と震災モニュメント

2013年

年頭にあたり

成人式とレアル・マドリード

浦安市の財政力

桜花爛漫

地域猫と愛護員

納涼花火大会

浦安と金魚

八重の桜

男の盆踊り

スマート・ウエルネス・シティ

宇宙への誘い

こどもの広場

2014年

年頭にあたり

極点社会

大雪の危機管理

春到来と地球温暖化

春爛漫

ヤギの除草係

プリンセス・バンク

異常気象と“高潮”

〝うらやすっ子〟の夏休み

イベントと浦安市のお天気

津波の想定と防災協定

桜花爛漫を文字通り満喫した今年の桜でしたが、市内至る所で競い合うように咲き誇った満開の桜を眺めながら、浦安はこんなにも桜が似合うのかと改めて感じ入りました。

それとともに、昨年の桜はと振り返ったとき、いくら思い出そうとしても思い出せませんでした。よく考えてみると、あの震災で桜に思いが全く至らなかったのだと今更ながら、この1年間に思いを巡らせました。

新年度が始まる直前の3月30日に、文部科学省のプロジェクトチームの首都直下地震の被害想定が、翌31日には内閣府の有識者会議の南海トラフ巨大地震についての津波高の想定が相次いで公表されました。

さらに、東日本大震災千葉県調査検討専門委員会が4月25日に津波および液状化に関する調査結果を公表しました。

これで新たな地域防災計画の見直しに関する基礎資料は、国の防災基本計画の修正を待つばかりとなりました。

多くの市民の皆様が心配されている津波については、切迫性が高いと予想されている首都直下地震では、東京湾内で津波が発生しても最大50cm未満とのことです。

東海・東南海・南海地震の3連動が予想される南海トラフ巨大地震の想定では、東日本大震災を踏まえてそれまでのM8.8からM9.1に修正した結果、浦安市の護岸に達する津波の高さは最大2.4mと発表されました。

さらに千葉県調査検討専門委員会は、東京湾の入り口・湾口に外部から押し寄せる津波の高さを10mと想定して、津波浸水予想図を作成しましたが、この予想図によると、浦安市には最大2.5mの津波が到達すると推定されています。

いずれにしても、想定される津波の高さは、本市の護岸の高さを下回っています。

これから復興事業を前にして復興交付金の獲得に向けた国との交渉が正念場を迎えていますが、国や専門家による想定と、東日本大震災の教訓をもとに、より精度の高い浦安市地域防災計画を早急に策定して、市民の皆様にお示ししたいと思っています。

さらに今回の被災で、本市は多くの自治体の支援を頂きましたが、次なる備えとして広域の相互応援を視野に入れた防災協定をと考えていたところ、本市の廃棄物の焼却残渣を受け入れてくれている茨城県下妻市の市長からぜひ今後さまざまな交流も含めて協定を結びましょうとの申し入れがあり、4月18日に本市で、20日に下妻市で協定調印のセレモニーを行いました。

下妻市の行き帰りの車から、常磐自動車道の流山インターチェンジ近くの江戸川の土手が数キロにわたり満開の菜の花で埋まり、黄色の絨毯が敷き詰められているかのように、目にもまぶしく染め尽くされていました。

改めて、今年の桜に思いを寄せながら花に感動できる平穏な日々のありがたさを感じました。

 

浦安市長 松崎秀樹

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