人魚ジャパン 10月5日、2人の女性が市長室を訪れてくれました。 猫実でダイビングショップを営む山本哲也氏に伴われ、お会いしたお二人は、フリーダイビング世界選手権の世界チャンピオンです。 フリーダイビング世界選手権は、海中で息継ぎをせずにどこまで深く潜れるかを競う「海中深度」、プールでどれだけ息を止めていられるかの「息止め時間」と、息継ぎをしないでどれだけ長く泳げるかを競う「平行潜水距離」の三競技を3人の合計得点で競うものです。 今年の9月10日からフランスのニースで開かれたフリーダイビング世界選手権に出場した日本女子の代表チーム「人魚ジャパン」の三選手の内の二人が、何と浦安市民とのことで知り合いの女性からぜひ祝福してほしいと話があり、今回の訪問が実現しました。 二人は、団体戦で見事金メダルに輝きましたが、2年前の世界選手権でも優勝し今回二連覇です。 2年前は沖縄での開催で参加国が少なく、競技が盛んなヨーロッパでの大会で17カ国参加の中で優勝できたことに強い自信を持ったとのことです。 二連覇も驚きでしたが、個人成績でも弁天在住の平井美鈴さんは1位を、さらに堀江在住の廣瀬花子さんも2位と聞いてその実力が折り紙付きの本物と確信しました。 平井さんは競技歴9年と聞きました。13年前に小笠原諸島を旅行で訪れるまでは、泳げなかったのですが、イルカと一緒に泳ぐ人たちを見て、一念発起したのがきっかけだそうです。その後、平成18年に「海中深度」で日本記録を樹立したのを皮切りに、毎年更新し続け、今では世界ランキング3位という実力者です。 廣瀬さんは、東京都御蔵島村出身で、幼少期にイルカと一緒に泳ぐなど、フリーダイビングの素養を身につけて育ったとのことです。 因みに各競技の記録ですが、今大会で「海中深度」は、自己最高82mの記録を持つ平井さんが77m、「平行潜水距離」では、廣瀬さんが今大会で189mという日本記録で、2位に大差を付けて優勝したとのことです。 なお、廣瀬さんは「息止め時間」では、6分32秒と日本記録の保持者だそうで、人魚ジャパンのすごさがこれらの記録だけでもお分かりいただけるのではないでしょうか。 容姿からは想像がつかないほどの過酷な競技に身をさらしているお二人は、今から2年後の世界選手権で3連覇を目指しているとのことですが、何ともすごい世界チャンピオンが浦安市民であることを誇りに思い、市としてもできるだけの応援を約束して別れました。
浦安市長 松崎秀樹 |