成人式とレアル・マドリード 1月14日の今年の成人式は、久しぶりに雨での開式になりましたが、途中から雪に変わり、式が終わるころには、ディズニーランド内は真っ白な雪景色に様変わりしていました。 あいにくの天候でせっかくの晴れ着も、見ていて気の毒になりましたが、「忘れられない成人式になりました」と成人式実行委員たちが言ってくれました。何事にも前向きに捉える気の持ちように、改めて今年成人の仲間入りをした浦安市の1543人に心からエールを送りました。
今年の全国の新成人は約122万人です。戦後ベビーブームのいわゆる団塊の世代といわれる昭和22年から24年までの3年間の年平均出生数は約269万人ですので、今年の新成人はその半数にも満たないことになります。
日本の65歳以上の人口が占める高齢化率は、24.3%で、人類史上、未曽有の“超高齢社会”に数年前から入っています。新成人たちがこれから支える超高齢社会を考えると、今から私たち現役の世代ができうることは何でもして将来に備えるべきとの思いを強く持ちました。
今年の新成人たちは東日本大震災の影響で、高校の卒業式が中止になり、晴れの舞台で卒業証書を授けられなかった方が多かったようですが、仲間と「何事も悲観的に捉えず、楽観的に考えよう」との声が広がったそうです。 この話を聞きながら、いよいよ本格復興元年となる今年、“被災地・浦安”から一日も早く抜け出して、かつての浦安ブランドを取り戻す反転攻勢の年にしたいと意を強くしています。
そんな矢先、思わぬ話が舞い込んできました。 それは、世界的なフットボールクラブ、レアル・マドリードがさまざまな活動を通じて社会的責任を果たすために設立した組織「レアル・マドリード・ファンデーション」の少年少女サッカースクールを浦安市で展開できないかと打診があったのです。
1月19日の土曜日、レアル・マドリード・ファンデーションの代表が本市を訪れて、2時間ほど市内を視察して帰りましたが、浦安市の持つさまざまな可能性に大いに興味を示しました。具体的な話はこれからになりますが、新たな付加価値と市のイメージアップを図る意味でも、とてもタイムリーな提案だと私は思っています。
浦安市の体育協会や関係者とも話をしながら、新たな浦安市の魅力づくりのためにも検討を進めますが、反転攻勢の一つの強力なツールになると確信できれば推進していきたいと思っています。
浦安市長 松崎秀樹 |