ワクワクに燃えた6月! 平成28年の6月は、今後の浦安にとって、大きなそして多くの画期的な出来事が起こり、浦安の歴史のなかで、重大なエポックとなりました。 その大きな一つが、4日の土曜日、〝新庁舎の竣工式〟であるとともに、竣工を祝って浦安始まって以来と言われる清瀧神社・豊受神社・稲荷神社の〝浦安三社〟の宮神輿五基が、総合駐車場に作った御仮屋に勢ぞろいして新庁舎の玄関までの〝合同渡御〟が行われたことです。 4年に一度開催される浦安の大祭は、前回から〝浦安三社例大祭〟と呼ぶようになりましたが、過去を振り返ると、〝けんか祭り〟と呼ばれて昭和36年から12年間道路使用の許可が警察から出なかった時期もあり、時には気に染まない家の軒先を壊したり、あろう事か交番に神輿を突っ込ませて壊してしまい、中断を余儀なくされたとのことです。 このようなことから、今でも三社の神輿を交合わせることはなく、神輿が渡御するコースは、事前に綿密な打ち合わせの下で組まれています。 昨年の12月、毎年恒例の新年に向けた行政情報番組の新春対談で、祭りと神輿をこよなく愛する三社の若衆の代表と対談をさせていただきましたが、その折り、異口同音に三社の五基の宮神輿が一堂に会して渡御をすることが夢だと熱く語っていました。 たまたま新庁舎の竣工と、三社例大祭が6月になり、それぞれの総代長はじめ役員や若衆の皆さんの気持ちが一つになり、4日の〝新庁舎竣工を祝う合同渡御〟が実現しました。 当日は天候にも恵まれ、8000人を超す市民が集まり大いに盛り上がり、新庁舎の竣工落成に花を添えてくれました。 合同渡御の余韻がさめやらぬ6月17日の金曜日夜の宵宮・御霊入れから始まった今年の〝三社例大祭〟は、久しぶりにお天気にも恵まれ、4年前をはるかにしのぐ担ぎ手や観客の皆さんで元町一帯はあふれかえっていました。 私も、改めて浦安の原点でもある元町のエネルギーを感じるとともに、どこからあの情熱が出てくるのか、深く考えさせられました。 この原稿を書いている時、我孫子市で開催された「第35回東葛飾支部消防操法大会」の優勝の快挙を知らせるメールが送られてきました。 午前中の演技をこの目で見ましたので、いい成績を確信していたものの、やはり報告を受けるまでは、気が気ではありませんでしたが、浦安市の消防団が、2位に10点近い大差をつけて最優秀賞を受賞し、何と前人未到の7連覇を達成しました。最優秀個人賞も出場5選手の内、3人が受賞しました。 この後、7月23日の土曜日に4年に一度の全国大会出場を賭けた千葉県大会に臨みますが、このところ何かとついていることもあり、わたくしは大いに期待をしています。 浦安のワクワクとは裏腹に、今の気象状況や国際情勢は、かなり際どいものになりつつあります。 報道によれば、今年は台風の発生が過去3番目の遅さで、いまのところゼロとか、この気象現象は〝ラニーニャ現象〟と呼ばれて、このことで今年の8月は、日本列島に大変な猛暑をもたらすとのことです。 また、私たちの水源でもある利根川水系8ダムの貯水率は、平年の半分の38パーセントにまで落ち込んでいます。 国際状況では、まさかの英国のEU離脱に日本でも〝円高株安〟など即反応するとともに、世界中をリーマンショック以上の不安と混乱に陥れています。 このように日本が、世界が、混沌とするなかで、せめて私たちの浦安市だけでも〝ワクワク〟するような明るい楽しい話題をこれからも提供していきたいものです。 浦安市長 松崎秀樹 |