出会いから、子育てしやすい街を目指して 11月24日の木曜日、未明から浦安市も霙が降り始め、午前8時ごろには本格的な雪に変わりました。 この11月としての初雪は、昭和37年以来54年ぶりと報道されましたが、1日違いだったらと、ひやっとしました。それは、前の日に開催された〝婚活in浦安リゾート2016〟です。 全国の市町村で自治体主催の〝婚活〟としては、先駆け的な役割を果たしているのが本市です。 平成23年2月の第1回から数えて、11回目になりますが、今回も千葉県内はもとより首都圏から男性90人、女性92人の参加を得て、緊張の内に始まりました。趣向を凝らしたスタッフの努力もあり、結果、37組のカップルが誕生しました。 カップル誕生の確率は40.7パーセントと、今回も非常に高く、「市役所が主催することで安心して参加できる」と参加した男女から、嬉しい声をいただきました。 最初、半信半疑で始めた〝婚活〟でしたが、これまでに誕生したカップルは267組を数えました。 今年の春に、結婚式を挙げられ、近々富岡に新居を構える予定の新婚さんからは、11月の半ばに「来年4月、出産予定」の嬉しい報告のお手紙をいただき、「初めての出産で不安でしたが、妊娠から出産までの市のサポートに、安心して産めそうです」と、子育て支援に力を入れきた甲斐があったとしみじみ感じました。 最後に「赤ちゃんが産まれたらぜひとも抱っこしてください」とあり、思わず胸が詰まりました。 市がキューピッドの役割を果たし、さらに新たな命の誕生の報に接して何物にも代えがたい、幸せな思いに包まれました。 これからもできうる限りの子育て支援を通じて、温かく見守っていきたいと思います。 語呂合わせで11月22日は、「いい夫婦の日」で、浦安市役所に婚姻届を出されたカップルが35組あり、翌日の11月23日は「いい夫妻の日」と、呼ぶそうで、13組の婚姻届が出されました。 23日は勤労感謝の日の祝日で、昼前に市役所庁舎に行ったところ、たまたま守衛室に婚姻届を出しに来た2組のカップルに出会い、お祝いの言葉をかけましたが、その内の一組から「お陰様で」と言われました。 急いでいたので、確認はしなかったのですが、もしかしたら〝婚活〟のご縁で結ばれたのではと、ふと嬉しさが倍になりました。 嬉しいことは続くもので、日経DUALと日本経済新聞社が「自治体の子育て支援調査」を行った結果、『子育てしながら働きやすい都市』のランキングが発表され、〝街グランプリ東京編〟では新宿区が、〝東京以外の全国編の街グランプリ〟では浦安市が選ばれました。 12月2日の金曜日に東京ミッドタウンで、塩崎恭久厚生労働大臣も出席して開かれる〝共働き子育てしやすい企業&街グランプリ2016〟で表彰された後、シンポジウムのパネリストとして、登壇する予定ですが、いずれにしても浦安市の子育て支援が全国の自治体のモデルになりつつあるのが証明され、嬉しい限りです。 浦安市長 松崎秀樹 |