年頭にあたり 新年あけましておめでとうございます。 皆様には健やかに新春をお迎えのことと、お慶 び申し上げます。 また、旧年中は本市市政にご理解とご協力を賜 り、心よりお礼申し上げます。 昨年は、市制施行35周年や市役所新庁舎の竣 工など、浦安にとって一つの区切りとなる年でし た。特に浦安の熱いエネルギーを感じる4年に一 度の浦安三社例大祭、市制施行35周年に合わせ た史上初となる清瀧・豊受・稲荷神社の5基の宮 神輿の合同渡御などは、思い返しても、未だ興奮 の冷めやらぬ感があります。 さらに、ここ数年来取り組んできた震災からの 復旧・復興に向けた取り組みにもおおむね目め 途ど が 立ったことから、さらなる生活環境向上に向けて大きな一歩を踏み出した年にもなりました。 国を挙げての課題である少子化対策について は、出会いから結婚・妊娠・出産・子育てにまで わたる切れ目のない支援を行う取り組みを引き続 き推進、40パーセント超のカップル誕生率を誇 るうらやす婚活プロジェクトの実施や、子育て支 援の拠点となるネウボラの開設、新たにホテル・ 助産院で行う産後ケア事業の拡充などを行いまし た。 迎えた平成29年は、1月から「発達障がい児 超早期療育モデル事業」として、2歳になる前の できる限り早い時期に療育を開始することができ れば障がいの程度をかなり軽減できることがわか っている自閉症スペクトラム障がいについて、1歳6カ月児健診に専門の検査を取り入れ、早期発 見・早期療育へとつないでいく、子どもたちの未 来に光をあてる取り組みも開始します。 そして、この春には、高校野球の公式戦を行う ことができる硬式野球場が運動公園に、国内でも トップレベルの音響効果を持つ音楽ホール「浦安 音楽ホール」が新浦安駅前に、車いすテニス用の コートも高洲にオープンするほか、運動公園内の スケートボード場もこれまでの約3倍の規模にな ってリニューアルオープンします。 2020年の東京オリンピック・パラリンピック や、2019年のラグビーワールドカップに向け、 都市としての浦安の存在感はますます高まるであ ろうと期待しているところです。 今後も、都市の付加価値を高めるまちづくりを 市民と市とのパートナーシップによって推進し、 このまちに暮らす一人ひとりが「ここに住んでよ かった」とプライドを持って暮らすことのできる まちの実現に努めていきたいと考えています。
結びに、新しい一年が市民の皆様にとりまして 明るく希望に満ちた素晴らしい年となることを心 からご祈念申し上げまして、新年のごあいさつと いたします。 浦安市長 松崎秀樹 |