暑〜い夏 これを書いている7月26日の日曜日、東京地方で今年初めて35度以上の猛暑日になりましたが、市内で練習していた少年野球チームの5人の小学生が熱中症で救急搬送されたと消防本部から報告を受けました。幸い、軽症で済みましたが、連日うだるような暑さが続いています。 夏本番の7月に入り、1日には東京都の舛添知事を表敬訪問させていただきました。 東京都には、丸4年が経過した東日本大震災の応急復旧に真っ先に駆けつけてくれ、災害査定に対しても感謝しきれないほどの援助をいただき、なおかつ現在の復旧・復興の下水道工事に際しても格別の支援をいただき、この工事がほぼ終了したことのお礼と感謝の気持ちを伝えるために訪問したものです。 私たちの浦安市は、あの大震災の折り、62年ぶりの激甚災害の指定を受けましたが、〝災害査定〟に係る実務経験者はいませんでした。それを東京都下水道局が、応急復旧後に残していった積み上げると約50cmにもなった被災箇所を写したDVDのお陰で、県内の他市が1桁台であったにも拘わらず本市は119億4千万円と破格の国の支援金がつきました。 道路の復旧工事の進捗状況は、7月下旬時点で約54%ですが、工事に関わる皆さんは今日も猛暑の中でも頑張ってくれています。 今年の梅雨明けは、例年よりも2日早く7月19日でした。梅雨明けと共に居場所のないような連日の暑さですが、台風の動向とゲリラ豪雨を気にしながら、夏恒例のイベントに臨んでいます。 今年で2年目になる〝海辺DE盆踊り大会〟が、7月18日(土)明海地区の総合公園で開催されました。 第1回目の昨年は開始早々の突然のゲリラ豪雨で中止になりました。 今年は梅雨明けの前日で、時折雨がぱらつきつつも、そろいの浴衣姿の浦安市婦人の会連合会のリードにより、愛らしい浴衣で着飾った小さな子どもたちも一生懸命に踊っていました。 7月最大のイベントは、何といっても毎年恒例の〝花火大会〟です。 東日本大震災までは、〝浦安市納涼花火大会〟と銘打っていましたが、一日も早い復旧・復興祈念の願いを込めて〝納涼〟の文字を外して〝浦安市花火大会〟としていますが、お気づきだったでしょうか。 2年前は、開始30分でゲリラ豪雨のため中止になり、何万人もの方がずぶ濡れで、会場を後にしました。低体温症や、万が一の落雷など、さまざまな心配をしましたが、大事には至ることはありませんでした。あの時の教訓は危機管理の上で生かしています。 第37回目の今年の〝浦安市花火大会〟は、7月25日の土曜日、安全祈願祭を執り行った午後1時から3時頃までは風が強かったものの、打ち上げ時には最高の気象条件となり、「ひと・まち・うみ」のテーマのもと江戸伝統の宗家花火鍵屋の第15代目に当たる女性花火師天野安喜子さんの音と花火の共演に、15万人の観客が酔いしれました。 今年は、7月26日までに熱中症により救急搬送された方は、28名に上っています。幸い重症者はいませんでしたが、くれぐれも熱中症には気を付けて、この暑〜い夏を乗り切ってください。
浦安市長 松崎秀樹 |