2002年 ● 新たな決意 2003年 ● 年頭にあたり ● 市町村長の交流会 ● ありがとうの波動 ● 高洲小学校 ● 全国植樹祭 ● がんばれ県立高校 ● お父さんの力 ● 浦安市民の歌 ● 今年を振り返って 2004年 ● 年頭にあたり ● 図上訓練 ● 春うらら ● 交通公園 ● 変化 ● 浦安の夏 ● 酷暑と浦安の海 ● 長崎平和使節団 ● 堀江水準標石 ● バランスシート 2005年 ● 年頭にあたり ● あれから10年 ● 校庭の芝生化 ● 団塊の世代 ● プラチナ世代 ● クール・ビズ ● スケートボード ● 一朝有事に備えて ● 浦安っ子に乾杯 ● 国勢調査 ● 山の民・海の民 2006年 ● 年頭にあたり ● 浦安市民の森 ● 水と電気 ● 院内コンサート ● 市制施行25周年 ● チャレンジ・浦安 ● 災害救助犬 ● 障害者の自立支援 |
地域に根づくNPO 今、国では地方財政について「三位一体」の改革が大きな論議を呼んでいます。意味あいは異なりますが6月14日(土曜日)浦安市文化会館で、NPO(特定非営利活動法人)と市民と行政の「三位一体」によるフォーラムが開催されました。 このフォーラムは、『地域の福祉力(ちから)を高めよう』をテーマに、浦安市のNPO法人「パーソナル・アシスタンスとも」の創立3年目を記念して開催されたもので、多くの参加者に「新しい福祉観」を芽生えさせてくれました。 第1部は、午前10時から、福祉の先進県を目指す宮城県の浅野知事と、千葉県の堂本知事、厚生労働省から辻大臣官房長、などの豪華パネリストに加え本市からは医師でもあり厚生労働省から招いている山本助役も参加し、国・県・市の行政のそれぞれの立場から、障害者福祉についての熱い思いが語られました。 午後からの第2部・第3部のトークセッションでは、浦安市や各地で自分自身や障害をお持ちのお子さんのために、日夜奮闘されている団体の代表と、内閣府の参事官や浦安市の福祉担当職員、市教育委員会など、当事者と行政と教育の現場からの意見交換がなされました。 浦安市では、障害者や家族と行政が、ようやく同じ方向を向きはじめたものの、まだまだ当事者の切実な声に応えきれていない現実にもどかしさを感じた一日でした。 「障害のある人もない人も、同じ権利とチャンスを。」 文字で書くと実に当たり前のことですが、障害者にとって求めて止まないこれこそが、「ノーマライゼーション」の理念です。 しかし、頭ではわかっていても当たり前のことがなされていない現実の厚く大きく高い壁。 幸いにして私は、就任当時から障害者やその家族の皆さんと、接触する機会を多く持つことができ、直接当事者たちの生の声を聞くことができました。 行政に対して不信の固まりだった当事者たちと、常に行政に対して難題を要求するやっかいな存在ととらえていた行政側の落差にもびっくりしたものです。 しかし、今、まさに「三位一体」のパートナーシップのもとで一歩一歩ですが、高かったハードルを確実に越えつつあると、私は確信しています。 今回のフォーラムで、NPOが、確実にそして着実に、浦安市に、地域に、根付いていると実感させられもしました。 浦安市長 松崎秀樹 |