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異常気象と危機管理

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羽田空港再拡張問題

羽田空港再拡張問題2

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変化

浦安の夏

酷暑と浦安の海

長崎平和使節団

堀江水準標石

行政サービス度と革新度

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年頭にあたり

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院内コンサート

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障害者の自立支援

院内コンサート

高洲の特別養護老人ホームの前面に、100床の老人保健施設と、60床の特別養護老人ホーム、さらに診療所や通所リハビリ施設などが新たに建設されました。

この施設は、聖隷福祉事業団の建設・運営によるもので、3月11日にそのしゅんこう式が行われ、私も出席いたしました。

既存の市の高洲特別養護老人ホーム、ケアハウスと併せて、360人入所可能な高齢者福祉施設として、4月からスタートします。

平均年齢36.8歳、高齢化率9.21パーセントと、依然として日本一若い都市に、規模的に日本一の高齢者福祉施設ができたことになります。今後は入所される高齢者の皆さんにとって、ホスピタリティあふれる名実ともに、日本一と実感できる施設運営がされますよう心から願っています。

同じ日の午後、たまたまホスピタリティにちなむイベントがありました。それは、浦安市川市民病院の有志の先生方のご尽力による患者さんを対象とした「第10回院内コンサート」です。

久しぶりに暖かく春を感じさせる陽気の中で、本館の1階フロアを使い、ソプラノ歌手中村初惠さんの澄んだ美しい声による独唱「春」からコンサートがスタートしました。

バイオリンやオーボエ、コントラバス、ピアノなどの器楽合奏や、それぞれの器楽の独奏、また大変珍しいコントラバスの二重奏など、プロ・アマの混成のチームとはいえ、アマの方もプロ顔負けの経歴と実力の持ち主ばかりで、詰めかけた患者さんの表情からも、喜びと感動が見て取るようにわかりました。

この院内コンサートは、3年前、市民病院の産婦人科科長の渕脇先生と、当時麻酔科の非常勤医師だった直島先生が、ふとしたことから音楽談義に花が咲き「患者さんを対象に演奏会をやろう」と盛り上がったのがきっかけで始まったとのことです。

2年前に第1回目が直島先生が主催している「アンサンブル光のオルガン」と仲間たちによって開かれ、第3回目からは、外科科長の片見先生の奥さんで東京交響楽団の団員でもあったプロ・ヴァイオリニストと、お嬢さんも加わり、以後、年4回のペースで開催されてきました。

当日、見事な演奏に酔いしれていたとき、司会進行の直島先生から「患者さんのなかに今日お誕生日の方がいると聞いています」とのことで、突然指名があり、ソプラノ歌手の中村さんから「ハッピー・バースデイ」の歌とともに、花束が贈られました。お誕生日を迎えられた患者さんも予期していなかったようで、感激に目を潤ませていました。

また、10回目ということで、ファンもできたようで、数人の方が、演奏者に花束を贈るなど、まさに、ふれあいと交流の場ともなっていました。

市民病院の先生方によるホスピタリティ溢れる「第10回院内コンサート」の余韻にひたりながら市民病院を後にしました。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやす第809号 2006年4月1日号に掲載)

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