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お父さんの力

夏休みがあけた9月6日の土曜日、市立富岡小学校の校庭は色とりどりの100近いテントで埋まり、見るものを圧倒しました。

これは、「富岡小学校お父さんの会」が一昨年から行っている「親子校庭キャンプ」で、参加したのは95世帯、255人の親子で1泊2日の大イベントでした。

昨年もお邪魔しましたが、そのときは、夜11時ごろからバケツをひっくり返したような猛烈な豪雨と雷に見舞われ、私も心配で深夜に電話を入れたくらいでした。

雨で河原のようになった校庭の中のテントが心配でしたが、58のテントの中で体育館に避難したのは1世帯だけだったとのこと、また、お父さんたちは明け方近くまで奥さんや子どもたちのテントを見守りながら、教育論や地域のことなど、議論に花が咲き、参加した親子全員がいい思い出になったとのことです。

今年は天候に恵まれ、竹を組んでの「流しそうめん」や、趣向を凝らした「肝だめし」、「キャンプファイヤー」など、子どもだけでなく親も一緒に楽しんでいました。

また、天体観測の趣味をお持ちのお父さんが、昨年同様、重さ100キロもある大型の天体望遠鏡を2台持ち込まれ、今年6万年ぶりに地球に大接近した火星の観望会も大好評だったそうです。

日頃、仕事で多忙を極め、子どもと疎遠になりがちなお父さん方が、富小のネットボランティアで管理しているメーリングリストで、常に連絡を取り合いながら、3カ月前から準備をしたそうです。

当日初めて会った会員もいたなかで、橋本会長をはじめ会員それぞれの持ち味や特技などをうまく引き出しながら、2日間大いに盛り上がっていました。

本部テントの中では、アマチュア無線による海外との交信まで行われ、携帯電話とは別な無線の世界を子どもたちに披露していました。

今回の「親子校庭キャンプ」を通じて、子どもたちは、仕事や家庭とは違った、趣味や親睦を通して輝いている「お父さん」の顔を、垣間見たのではないでしょうか。

富小で「お父さんの会」という器ができたお陰で、今まで隠れていたさまざまな人材が表に出てきはじめています。

市内の各学校でも、地域の子どもたちがふれ合うイベントが企画され、私も楽しみに参加していますが、さまざまな試みのもと、都市型の新しいコミュニティができつつあるのを実感しています。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.749 2003年10月1日号に掲載)

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