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スケートボード

ネット・フェンスに囲まれた20メートル×38メートルのコンクリートの上で、縦横無尽にスケートボードを繰る若者たち。

中には、大人顔負けに走り回る7~8歳の子どももいます。

舞浜総合運動公園の一角に「スケートボード場」がオープンしたのは今年の3月19日です。

オープンしてから約5カ月経ちましたが、愛好者たちの自主管理のもとで、今では平日でも朝から日が暮れるまで、晴れた日には30~40人、週末には50~60人が汗を流しています。

5月の下旬には、「スケートゲーム世界大会」日本予選の関東地区予選が浦安で開かれました。

5~6年前から街角の歩道上で、スケートボードの練習をする若者が目立つようになり、それにつれて歩行者や住民とのトラブルが目につくようになりました。

「市長への手紙」にも取り締まるよう要望がきたり、苦情が増え始めていました。

そんなある日、たまたま新浦安駅周辺の歩道上で練習中の数人の若者に出会い、いい機会とばかりに、私から話しかけてみました。

話し合うこと数十分、スケートボードがXゲームという新興のスポーツの一種であることや、アメリカの小学生のアンケートでは、野球・バスケットに次いで人気スポーツの第3位であることなど、熱っぽく語る若者たちに圧倒されました。

私が、市民からの苦情が増えていることを率直に伝えると、逆に「大人はいつも若者の新しい行動を批判するけれども、理解しようとしてくれているのか。」と逆襲されたり、さらには、引きこもりの子どもたちの話にまで発展しました。

驚いたことに、若者たちは「引きこもり」を自分たちのこととして捉え、引きこもりの少年がいると聞くと、誘い合って、体を動かす喜びを共にしつつ、仲間として迎えていることなどを、聞かされました。

私にとって未知の世界だった「スケートボード」がわかり始め、プロの世界もあることがわかり、市民の迷惑とのギャップにこのままではいけないと、改めて関係者を市長室に招いたのが、4年前の春でした。

その後、約600人の署名と共に、「青少年の健全育成のための「スケートボード場」設置を求める要望書」が出され、晴れて今春のオープンになりました。

元気な若者の一端を、ぜひ一度見に行ってください。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.793 2005年8月1日号に掲載)

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