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羽田空港再拡張問題2

先月に続いて羽田空港再拡張問題の第2弾です。

1月30日、D滑走路への着陸で予想される浦安の騒音はどのようなものなのか、実際に体感するために、市の部長・次長たちと成田を視察しました。

舞浜上空で想定される2000フィート(約600メートル)の直下で、数分おきに着陸コースに入ってくるジャンボジェット機を真上に見ながら体感してきました。

千葉県から借りた航空機騒音測定器でその都度データを測ったところ、70デシベルから最大で80デシベルの騒音でした。

騒音事例によると70デシベルは「騒々しい街頭や事務所の中」で、80デシベルは「電車の中や、幹線道路沿い」の騒音とのことです。

なお、機影が見え、音が聞こえ始めてから約40秒間騒音は続いていました。

3日後の2月2日、堂本知事と関係14市の市長との連絡協議会が開かれ、国土交通省航空局からの説明をはじめて公式に聞く機会がありました。

その中で、D滑走路の完成後、羽田空港の離発着を現在の年間28万5000回から、40万7000回の1.4倍に増やし、『浦安を縦断するのは、南風の悪天候時で、その回数は年間5000回、1時間に12機が飛行する』ことを明らかにしました。

さらに、ジャンボジェット機(B747)を想定した場合、入船中央上空で2600フィート(約790メートル)、騒音は平均71デシベル。今川上空では2300フィート(約700メートル)で、平均73デシベルの騒音が新たに発生することが示されました。

また、「(1)全体の飛行ルートについては、今後も検討するが、浦安上空の変更はない。(2)D滑走路の位置については、あくまでもB滑走路に平行を原則とし、位置の変更はしない。」との説明がありました。

それに対して私は、「平行滑走路が原則という意味はわかるが、(1)浦安市はそのほとんどが現在、良好な住宅地であり人口が密集していること、(2)とりわけ飛行ルートには高層マンションが多いことに加えて、(3)夢を求めて年間2700万人の来園者があるTDRがあること、さらに(4)B滑走路との距離が約5キロも離れていること、等から、『D滑走路の角度をせめて10度、海側に振れば浦安上空の飛行は避けられる』」と主張し、万が一にも着陸に失敗し再び飛び上がったときでも、B滑走路の延長上を飛行する航空機と交差する地点は約28キロ先であると食い下がりましたが、結果は平行線で終わりました。

また、9日には「羽田空港再拡張事業に関する協議会(八都県市協議会)」が開かれ、私もオブザーバーで参加しました。

多勢に無勢の中で、堂本知事が千葉県の主張と本市の代弁をし、最後まで反対を表明していました。

会議終了後、国の理不尽な態度に対して、今後県と市と一致協力して事に当たることを確認して帰路に着きました。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.759 2004年3月1日号に掲載)

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