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がんばれ県立高校

異常気象と危機管理

お父さんの力

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浦安の夏

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校庭の芝生化

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校庭の芝生化

今年は花粉が異常発生し、雨の降った後など黒い車が花粉で真っ白です。私が子どものころには花粉症などなかったように思います。

3月20日には、福岡県西方沖地震が発生、九州地方の観測史上始まって以来の震度6弱を記録し、昨年10月の新潟県中越地震に続く大地震の発生など、ここのところ何かと異常な地球環境が非常に気になります。

また、世界中の異常気象や地球温暖化など、地球の悲鳴が聞こえてくるような気がしてなりません。

温暖化対策で緑化が叫ばれていますが、3月2日、東小学校の小校庭で、市内では初めての芝生化した校庭のオープニングセレモニーが、全児童一堂に会して開かれました。

3年前の12月、私は西谷現教育長や職員と一緒に国立競技場の芝生の上に立っていました。

今まで見たことがないほど青々とした元気な芝生、まさにこれが芝生だと、ただ「感嘆」としか表現しようがないほどのすばらしさを目の当たりにして、いかにこの芝生を浦安市で実現させるか熱くなったのが昨日のようです。

文部科学省も学校の芝生化を推進していますが、維持管理に多大な費用と手間がかかることでつい二の足を踏みがちです。

また、芝生化に踏み切った学校でも、成功していないところが多く、私は教育委員会とその検証から始めました。

その結果、土地改良・排水整備を行うこと、張り芝ではなく種から育てること、また、芝刈り、養生などの維持管理は、学校はもとより地域の方々を巻き込んで行うことなど、基本方針を定めました。

昨年の11月には、児童は工事と平行して教室のプランターに西洋芝3種類の種をまき成長を観察してきました。工事終了後は、上級生らが種の追いまき、水やり、芝刈りや養生シートをかけるなど手をかけてきました。

それまでの、堅いダスト舗装の校庭から一転して、「自分たちが育てた自分たちの芝生」の自覚のもとで、見る芝生ではなく、元気に飛んだり跳ねたり、寝転がったりできる芝生校庭に生まれ変わりました。

砂ぼこりの解消、保水効果、校庭緑化による温暖化対策への貢献、加えて近隣の方々にも利用していただくことで地域のコミュニティのための活用など、さまざまな効果を期待しています。

これから、いろいろなデータを収集して、芝生化のメリットを整理し、他校へと広げていきたいと思っています。

ぜひ一度、一年中青々とした子どもたちが育てている芝生校庭を見に行ってください。

 

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.785 2005年4月1日号に掲載)

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