2002年

新たな決意

2003年

年頭にあたり

市町村長の交流会

ありがとうの波動

高洲小学校

全国植樹祭

地域に根づくNPO

がんばれ県立高校

異常気象と危機管理

お父さんの力

浦安市民の歌

今年を振り返って

2004年

年頭にあたり

羽田空港再拡張問題

羽田空港再拡張問題2

図上訓練

春うらら

交通公園

変化

浦安の夏

酷暑と浦安の海

長崎平和使節団

堀江水準標石

行政サービス度と革新度

バランスシート

2005年

年頭にあたり

あれから10年

アメニティ・フォーラム

校庭の芝生化

団塊の世代

プラチナ世代

クール・ビズ

スケートボード

一朝有事に備えて

浦安っ子に乾杯

国勢調査

山の民・海の民

2006年

年頭にあたり

浦安市民の森

水と電気

院内コンサート

市制施行25周年

大きな自治体・小さな自治体

チャレンジ・浦安

災害救助犬

障害者の自立支援

長崎平和使節団

「怒りの広島。祈りの長崎」

同じ原爆の被災地でも、被爆の受け止め方や、平和への活動などの違いを一言で表した言葉です。

今年の8月9日。「祈りの長崎」で開催された59回目を迎える「平和祈念式典」に、浦安市の7校の中学校から代表2人ずつの14人の「中学生平和使節団」とともに、私も初めて参加しました。

これは浦安市の平和事業の一環として、長崎市の被爆体験者による「平和の語り部」の皆さんに、浦安市の小・中学校や市民対象の講話で、被爆体験を語ってもらい戦争の愚かさ、原爆の悲惨さを伝えていただいていることに端を発したものです。

今年も2人の被爆体験者が本市を訪れて、悲惨な体験談を3校の小学校と、市民に向けて語っていただきました。

この「被爆体験講話」も3年を迎えました。

私も毎回拝聴していますが、体験の迫力、また体験した者しか表し得ない説得力に、いつも圧倒されています。

被爆当時、小学生や中学生だった方も、あれから59年の歳月が経ち、高齢化が顕著になってきています。

高齢化の進む被爆者たちの、少しでも元気なうちに原爆の悲惨さを直接伝えたい、という熱意と使命感には、頭が下がります。

今回、浦安市の平和使節団の中学生たちは、3泊4日のなかで、長崎市が主催する「平和学習プログラム」に参加しました。

1日遅れて合流した私は、長崎市平和会館のホールで行われたチームごとの発表の場面しか見られませんでしたが、全国各地から来ている小・中学生に混じって、積極的にリーダーシップを発揮している浦安の子どもたちの姿を見て、さすが浦安の子だと感心しきりでした。

ある平和の語り部の方から、広島投下のつぎの候補地として、一時は「東京湾上空」が議論されたと聞き、もし現実のものとなっていたらと思うと、りつ然とするとともに、原爆問題が決して他人事ではないことを知らされました。

想像を超える語り部たちの話に、目に涙をうかべながら聞き入る小・中学生の姿を見ながら、市ができる平和事業とは何か考えています。

浦安市は、来年3月「非核平和宣言都市」20周年を迎えます。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.773 2004年10月1日号に掲載)

©Copyright2017 浦安市と松崎ひできの18年のあゆみ.All Rights Reserved.