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異常気象と危機管理 「宇宙船・地球号」が狂ってきている。 今年の夏ほど、不安と危機感にとらわれた年はなかったように思います。 すっかり浦安の夏の風物詩になった納涼花火大会は37万人もの大盛況でしたが、当日7月26日は、寒いくらいに涼しい日でした。 終戦記念日に行われた忠霊塔の参拝も、土砂降りの雨の中で行われ、浦安市遺族会の役員も記憶にないと驚いていました。 また、例年お盆の8月15・16日に開催されている自治会連合会主催の納涼盆踊り大会も、2日間雨にたたられ、順延して開かれた17日も終始小雨の中でした。 今年、夏前には電力不足で首都圏の大停電が心配されましたが、ふたを開けてみると空前の冷夏で、熱帯夜どころか、連日10月中旬の気温で、夏を飛ばして一気に秋到来といった異常気象の毎日でした。 この異常気象は地球的な規模で、ヨーロッパではスイスの氷河が溶け出したり、フランスでは熱波でお年寄りを中心に3千人もの死者が出ると予測されるなど、世界中での異常が報道されています。 そんな中で、8月15日アメリカ北東部とカナダ南東部で史上最大の大停電が起き、大都市の弱さと脆さをまざまざと見せつけられました。 テレビのニュースを見ながら、浦安市でも10数年前の冬に大雪により市内全域が長時間停電になり、大混乱したことを思い出しました。 異常気候に翻弄される地球。現代文明の基盤である科学技術に頼り切っている都市と住民。 7月31日に、総務省の主催で全国の首長を対象に「第1回危機管理セミナー」が開かれ、私も56名の市町村長と共に参加しました。 このセミナーで、危機管理にとって最も大事な「考え得る最悪を想定して対策を考える」ことを再認識しました。 2日目は公務のため参加できませんでしたが、最悪を想定した具体的な「図上演習」が、危機管理のプロの指導によって行われました。 頭の中ではなく、それぞれの地域の問題点や課題などを地図の上に落としての演習は、各国でも有効な訓練として実際に行われているようです。 浦安市でも図上演習の技術を習得して、より実効ある危機管理を考えていきたいと思っています。 この夏のさまざまな出来事を考えると『安心・安全こそ最大の福祉』ということをしみじみと考えさせられました。 9月7日の日曜日は、入船北小学校で第20回防災訓練を行います。一人でも多くの皆さまのご参加をお願いいたします。 浦安市長 松崎秀樹 |