2002年 ● 新たな決意 2003年 ● 年頭にあたり ● 市町村長の交流会 ● ありがとうの波動 ● 高洲小学校 ● 全国植樹祭 ● がんばれ県立高校 ● お父さんの力 ● 浦安市民の歌 ● 今年を振り返って 2004年 ● 年頭にあたり ● 図上訓練 ● 春うらら ● 交通公園 ● 変化 ● 浦安の夏 ● 酷暑と浦安の海 ● 長崎平和使節団 ● 堀江水準標石 ● バランスシート 2005年 ● 年頭にあたり ● あれから10年 ● 校庭の芝生化 ● 団塊の世代 ● プラチナ世代 ● クール・ビズ ● スケートボード ● 一朝有事に備えて ● 浦安っ子に乾杯 ● 国勢調査 ● 山の民・海の民 2006年 ● 年頭にあたり ● 浦安市民の森 ● 水と電気 ● 院内コンサート ● 市制施行25周年 ● チャレンジ・浦安 ● 災害救助犬 ● 障害者の自立支援 |
羽田空港再拡張問題 いつになく穏やかな元旦で迎えた平成16年の正月。 女性消防団員のお披露目にもなった恒例の出初め式。 また、75%の出席率になったディズニーランドでの成人式も終わり、連日の新年会もいささかピークを過ぎたかと思われる今日この頃です。 元旦の「名刺交換会」の挨拶とケーブルテレビで放映した新春の市長対談で市民の皆さんに、危機と結束を訴えましたが、今年は特段に、浦安市民の生活環境にとって、正念場の年になりそうです。 昨年の8月、千葉県知事から県内の湾岸10市の市長が集められ、八都県市の首脳会議で議題になっている羽田空港再拡張問題の報告を受けました。 その際に、県知事として、成田空港の教訓を生かすとともに、千葉県だけがリスクを負うことがないよう強く主張しているが、多勢に無勢であることの報告がありました。 そのなかで、国土交通省は、新たに現在のB滑走路に平行するD滑走路を計画しているとの話があり、その延長上が浦安に向かっているとのことでしたが、決して決定事項ではなく、今後の動向に注視してほしいと、関係市の協力要請があり、私も情報の開示を国に求めるよう強く要求しました。 しかし、まさか今の時代に、関係する地元市への情報提供が一切ないままに、昨年末の財務省の平成16年度予算の内示で、D滑走路の事業決定がなされるとは思ってもいませんでした。 千葉県が、あれだけ多くの犠牲を払わされた「成田空港問題」も、関係する地元市町村への説明責任・説得責任を国が果たさなかったという、ボタンの掛け違いに端を発したのではなかったのか。 21世紀に入った現在でも、「成田の教訓」が生かされず、再び同じ過ちを犯そうとしている国に、怒りを覚えています。 今、浦安上空を縦断する飛行ルートを手をこまねいて許すならば、南風の悪天候時という条件付きながらも、騒音という新たな公害の発生を将来にわたって許すことになります。 昭和33年、製紙工場の廃液垂れ流しに、浦安の将来を憂い立ち上がった浦安町時代の先人たちが、血と涙を流しながら闘った結果が、私たちが今享受している浦安の繁栄につながっていることを、改めて肝に銘じなければいけないと思っています。 今まで先人たちが命をかけてふるさと浦安を守ってきたように、後に続く子どもや孫たちの確かな未来のために、市民の皆さんと心を一つにして、断固とした決意を持って臨んで参ります。 浦安市長 松崎秀樹 |