2002年 ● 新たな決意 2003年 ● 年頭にあたり ● 市町村長の交流会 ● ありがとうの波動 ● 高洲小学校 ● 全国植樹祭 ● がんばれ県立高校 ● お父さんの力 ● 浦安市民の歌 ● 今年を振り返って 2004年 ● 年頭にあたり ● 図上訓練 ● 春うらら ● 交通公園 ● 変化 ● 浦安の夏 ● 酷暑と浦安の海 ● 長崎平和使節団 ● 堀江水準標石 ● バランスシート 2005年 ● 年頭にあたり ● あれから10年 ● 校庭の芝生化 ● 団塊の世代 ● プラチナ世代 ● クール・ビズ ● スケートボード ● 一朝有事に備えて ● 浦安っ子に乾杯 ● 国勢調査 ● 山の民・海の民 2006年 ● 年頭にあたり ● 浦安市民の森 ● 水と電気 ● 院内コンサート ● 市制施行25周年 ● チャレンジ・浦安 ● 災害救助犬 ● 障害者の自立支援 |
バランスシート 「市のマーク(市章)はいくら?」「市道を金額で表すと?」 この度、浦安市の財政状況をよりわかりやすく理解するために「自治体の経営」という視点から企業の決算に使われる「バランスシート」を市役所全職員の協力で作成しました。 「バランスシート」は、「貸借対照表」とも言われ、決算日などの一定時点における財産状態を明らかにするために、すべての資産とすべての負債・資本とを左右対象に表示したものです。 国や市町村などの公会計では、税金など現金の収支を中心とした「単式簿記」による会計処理を行っているため、自治体の決算書を見ても資産などの状況がわかりません。 ここ数年、自治体の資産状況を正確に把握しようと民間企業にならってバランスシートを導入する動きが広がっています。 私も中長期的な市政を展望するためにも本市におけるバランスシートの導入の必要性を感じ、平成十一年度から財政課での検討を指示しました。 当初、資産を明確にするための「財産台帳」も整備されていないため、古い市の財産などの取得原価の把握にてんやわんやの状態が続くなど、慣れない作業に悪戦苦闘したようです。 本市のバランスシートには「浦安方式」と呼ぶべき大きな特徴があります。 それは、多くの自治体が総務省の作成方式を採用している中で、バランスシートの持つ本来の使命や活用の可能性などを重視して、民間企業と同じ方式を採用したことです。 「バランスシート」の本来の使命は、市民の納めた税金を有効に活用しているかどうか、財政の実態として定期的に、誠実に公開することにあります。 そのようなことから少しでも漏れのないように、また少しでも誤差の無いように、作業は大変でも財産台帳の整備から始め、二年半かかりほとんどすべての課や係の担当者が関わり市の財産の洗い出しを行いました。 自治体運営も「都市経営」の視点でとの決意のもと、今年七月の組織改編でこれまでの「財政部」を「経営企画部」と名前を変えました。 今後はさらに「行政コスト計算書」の作成へとチャレンジし、より健全な財政運営に心がけ、市民ニーズに応えていきます。 なお、今回の「バランスシート」は十二月十五日号の広報で公表する予定です。 浦安市長 松崎秀樹 |