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プラチナ世代 先月号で30年前に「団塊の世代」を命名した堺屋太一氏が、今、戦後ベビーブームの世代による「年齢観革命」が起きているという仮説について書きました。 読んでいただいた市民の方からの反応も、おおむね賛同の声が多かったように思われます。 5月10日火曜日、浦安ニュース社主催による「第16回浦安文学賞」の授賞式が、選考委員で直木賞作家の渡辺淳一氏も出席され、サンルートプラザ東京で晴れやかに開かれました。 今回は、中国や台湾からの応募に加え、年齢も15歳から83歳と幅広く、234編の中から選ばれた受賞者も、北海道あるいは大阪から駆けつけ、授賞式の後、すっかり恒例になった懇親会も和気藹々の内に終了しました。 その大いに盛り上がった懇親会のなかで、今年72歳になる渡辺淳一氏から、これからの高齢者は「シルバー」ではなく、光り輝く「プラチナ世代」であるべきだと話され、感銘を受けました。 今、浦安市内には37老人クラブがあり、約2200人の会員を有し、日々サークル活動など行っていますが、会員拡大が大きな悩みの種になっています。 4月20日に開かれた「浦安市老人クラブ連合会総会」の挨拶のなかで、私は、会員拡大を妨げている要因の一つに「老人」という名称に問題があるのではと問題提起をさせていただきました。 現在60歳で「定年」という職場が多いのも現実ですが、果たして現在の60代あるいは70代の方々をお呼びするのに「老人」が相応しいだろうかと、私は常々疑問に思っていました。 お隣の江戸川区では、86歳まで現職の区長をされていた中里前区長ご本人が、国連や国で高齢者とされる65歳になろうとしたときに、老人・高齢者と呼ばれたくないとの思いから、区役所庁内に働きかけて名前を募集し、最終的に「熟年」を選ばれたとのことです。 今では、区が発行するすべての文書から「老人」はおろか「シルバー」という言葉すら使われなくなったとのことです。 老人の「老」の語源は、腰の曲がったお年寄りを指すそうですが、確かに「海老」を連想するとなるほどとうなずけます。 まだまだお元気な浦安市内の60代・70代の皆さんを呼ぶのに相応しい言葉を、頭の体操を兼ねてみんなで考えてみませんか。
浦安市長 松崎秀樹 |