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国勢調査 最も基本的な人口統計である「国勢調査」が今年、5年ぶりに行われました。 国勢調査は、人口動態を把握して行政の基礎資料にするために行われるもので、日本では85年前の大正9年から、ほぼ5年ごとに実施され、10年ごとに本調査、中間の5年目に簡易調査が行われています。 本市では、前回の調査から、約1万1000世帯、人口は約2万2000人も増加するなど、全国に例を見ない成長の下での調査となりました。 調査に当たっては、より高い正確性を目指し、また調査の重複や漏れを防ぐために、調査員の担当区域を設けますが、今回は5年前に比べて、200区域増やして約1300調査区に分け、また調査員も200人増やして約1200人で対応に当たりました。 調査員の多くは、市民調査員で、その苦労は並大抵ではなかったと伺っています。 調査時の市民の反応は、個人情報保護の理念が浸透しつつある時代背景も加わり、プライバシーが守られるのかといった不安感から、調査そのものに疑問をもったために協力いただけなかった方も前回に比べて非常に多かったようです。 調査活動に協力してくれた市民調査員の皆さんは今回、大変な苦戦を強いられ、回収に際して心ない言葉を投げかけられたりして、精神的に落ち込む方も多く、なかには涙を流す姿や、もう対応できないといって途方に暮れる調査員を本部職員が必死に慰めるといった状況もうまれたとのことです。 期間中は、朝8時から夜10時過ぎまで、電話が鳴りっぱなしで、約6000件を超える問い合わせや苦情、相談などが、市民や調査員から寄せられ、約20人の本部職員が懸命に対応に当たりました。 今回の調査を通して、市民、調査員の双方から批判の声が多くあがっていましたが、何よりも国や県の指示や対応が、現場を知らなすぎるの一言に尽きます。 中央集権の時代から、地方分権、地方主権が強く叫ばれている今、何よりも地域の特殊性や特性に応じて、対応するあり方が本来であり、市町村を信じて任せる、そんな国であるべきだと強く感じたのが今回の調査を通じて感じた私の感想です。 いずれにしても、今回の国勢調査は、調査員の想像を超えた苦労と、献身的な協力なくして実施できませんでした。 ここに改めて、ご協力いただきました市民の皆さんと調査員に心から感謝申し上げます。 浦安市長 松崎秀樹 |