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備えよ常に

平成16年10月の新潟県中越大震災から約3年。

今年の7月16日、今度も中越で大きな地震が起きました。

震度6強で、原子力発電所にも大きな被害をもたらした「新潟県中越沖地震」です。

被災者も、「まさか立て続いて起こるなんて」と、呆然としていました。

文部科学省の地震調査委員会では、南関東直下型地震の起きる確率を10年以内で30%、30年以内では70%と発表していますが、市でも防災対策として、必ず起きることを前提に、「備えよ常に!」を念頭に置いています。

平成16年4月1日号のこの欄で、市で初めて行った「図上訓練」を取り上げましたが、新潟県中越沖地震の余韻が冷めやらぬ8月1日、約6時間かけて状況付与型の「防災図上訓練」を、千葉県と共同で開催しました。

昨年、12月23日の天皇誕生日にも、明治大学危機管理研究センターの指導の下で、市の部長たちをはじめ参加者約100人それぞれに実際に即した役割を演じてもらうロールプレーイング方式と呼ばれる図上訓練を行いました。

この時も状況付与型で、6時間にわたる長丁場でしたが、真剣で熱の入った訓練が行われ、万が一の有事の際には大いに役立つと思われる多くの成果を上げて終わりました。

今回の防災図上訓練には、飲料水確保と復旧の関係から「千葉県水道局」の参加に加え、救援活動の主体となる「陸上自衛隊」の習志野駐屯地と松戸の需品学校から、直接、訓練会場まで来てもらい実地に即した訓練を行いました。

さらに、浦安市での災害時には、当然予想される東京ディズニーリゾートの来訪者対策、いわゆるTDR内の滞留者の帰宅困難者対策のために、オリエンタルランド社にも訓練に参加してもらいました。

84年前の9月1日に起こった関東大震災、12年前の1月17日に起こった阪神・淡路大震災の際には、人命救助や復旧活動のほかに、暑さ寒さが被災者にもたらす2次災害にも劣らないダメージに、適切に対処することも必要とされました。

実際に起こるであろう被災の状況をあらゆる限り事前に想定して、さまざまな対処の仕方を考える「図上訓練」を、さまざまな状況予測の下で行うことで、少しでも災害に強い浦安市をつくることが、前回も書いた「うら(浦・心)、安かれ」の祈りであり、浦安の原点です。

なお、祈りと願いが込められた「浦安」の地名がこの地に誕生して、来年、平成20年は120周年という記念すべき年になります。

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやす第843号 2007年9月1日号に掲載)

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