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3月22日の日曜日と、4月4日・11日の土曜日の3日間、浦安市消防本部3階の多目的ホールでは、朝から市役所の次長級以上の幹部職員が、日頃使い慣れない筋肉を使い、悪戦苦闘していました。

これは、赤十字の救急法をマスターして、「救急法救急員」の資格を取るための救急の基礎知識と、医師以外の一般市民が行える救命手当と応急手当を学ぶための講習での状況です。

赤十字は、スイスのアンリー・デュナンによって設立された国際的救護団体です。日本でも「人道」と、「博愛」を旗印に、救急法の普及を含む、さまざまな事業を行っています。

私は救急法救急員の養成講習を16年前にも受講しており、今回2回目になります。

浦安中央ライオンズクラブを設立し、初代の会長に就任した折に、最初の事業として会員全員で救急法を身につけようと、実施したものです。

資格は取ったものの、忙しさにかまけて5年に一度の更新をせずにいましたが、2年前、都内の大型店で妻が貧血で倒れたときになすすべもなく、改めて救急法の大事さを再認識したものです。

本来は3日間連続での講習ですが、市の業務に支障がないように、週をまたいでの講習でした。遅刻や早退は一切認められず、初日の人工呼吸と心臓マッサージの心肺蘇生法や、AEDを用いた除細動などの、「一次救命措置」の実技訓練を行う基礎講習を受講し、検定を通らないと、救急法の講習に進めないという大変ハードで厳しい講習でした。

2日目以降の講習は、急病やけがについての基礎知識の学科の後、止血法や三角きんを実際に用いて2人1組で実技訓練、さらに骨折の際の手当法や、傷病者を一人で運ぶ方法や、担架による搬送法などを学びました。その後、グループに分かれて災害時を想定した総合訓練を行い、最後に実技・学科の検定を終えて、すべての課程を修了しました。

指導員には、日本赤十字社の千葉県支部地域安全奉仕団の委員長始め、5人の有資格者のインストラクターに無報酬で来ていただきました。

文字通りの悪戦苦闘の末、私を含めて34名が3日間の訓練を終えました。ほとんどの受講者から、想像以上に厳しかった講習ではあったものの、万が一のときには、積極的に協力者になれる自信がついたとの声を聞くことができ、講習会を開催してよかったと意を強くしました。

なお、市の幹部職員が、率先垂範して行うのは、全国で初めてとのことでNHKのテレビとラジオでも取り上げられました。

 

浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.883 2009年5月1日号に掲載)

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