市民会議と市民大学 「市民会議の中間報告会」が5月12日の土曜日に開かれました。 「これから壮大な実験が始まる。」と、準備会のなかで副座長の明海大学阪本教授があいさつされたのが、昨年の6月です。 約1年前、3回の準備会を経て、平成20年から10年間の浦安市の大きな方向性を示す「第2期基本計画」を市民と協働でつくっていこうと、「市民会議」を立ち上げました。 当初の計画では、何とかして100人の市民を集めたいと、広報紙やチラシなどで公募したところ、予想をはるかに超える206人の応募がありました。 1年間の長丁場に加えて無報酬にもかかわらず、最年少の19歳から最高齢の84歳まで職業もさまざまで、まさに人材豊富な浦安市の実態を如実に示すうれしい結果でしたが、実のところ担当の職員は頭を抱え込んでしまいました。 しかし、これからの浦安市にとって、市民参加のこのうねりは何としても大事にしたいと、結果的に応募された方全員に委員への就任をお願いすることにいたしました。 「中間報告会」では、昨年の8月の第1回全体会から始まり、6つの分科会で延べ51回、このほかに臨時会やグループ討議などで議論されてきた約10カ月間の成果のとりまとめが発表されました。 当日は、定員280人のWAVE101の大ホールが満席になり、市の課長以上の幹部職員も約80人がオブザーバーで参加するなか、約3時間半の報告会でした。 各分科会の報告では、「住みがいのあるまち」、さらに「住まい・こなし」「地域コーディネーター」といった聞き慣れない言葉が出されるなど、実に中身の濃い内容で、これまでの会議の活発な議論をうかがい知ることができ、9月の提言が楽しみな報告会でした。 どの分科会も「自分たちのまち浦安」をより誇れるまちにしたいといった意気込みが感じられ、場所を変えて開かれた交流会でも、和やかな雰囲気のなかで、時間に追われながらも9月の提言書の提出まで頑張るとの声が、いたるところで聞かれました。 驚いたのは、ほとんどの分科会で、「市民大学」の提案があったことです。 「育て合うまち・学び合うまち」や、「人材の育成」を目指しての提案でしたが、私としても選挙のマニフェストでお約束した「市民大学」の実現に向け、意を強くしたところです。 浦安市長 松崎秀樹 |