ウラヤスフェスティバル 7月22日、うだるような猛暑の中、千葉マリンスタジアムで夏の高校野球千葉県大会のベスト4を賭けた準々決勝が行われました。 前日の5回戦は、市民注目の県立浦安高校と東京学館浦安高校の浦安決戦で、熱戦の末この試合を制した県立浦安高校が、春の選抜高等学校野球大会に出場した東海大望洋高校を苦しませ延長10回、惜しくも2対3で敗れました。 今年の春の大会で一気にベスト4に躍り出た浦安高校は、千葉県の教育界では「浦安の奇跡」とまで言われるほど、注目されました。 多くの市民が、試合が終わっても、大塚知久監督率いる浦高ナインの健闘に心からエールを送っていました。
浦安にとって納涼花火大会と共に夏のイベントが1つ終わった感がありますが、いよいよ夏本番です。 さて、すっかり恒例となった浦安市ふるさとづくり推進協議会の主催による夏の風物詩「納涼花火大会」の開催について、ここ数年、「今年で最後か」と市民の皆さんにご心配をかけていますが、これは花火を打ち上げる際の安全区域の確保と、観覧場所の確保が年々困難になっていることによるものです。 昨年までの観覧場所を、今春、UR(都市再生機構)が売りに出し、入札の結果、民間デベロッパーに売却が決まりました。 さらに、羽田空港のD滑走路が、いよいよ10月21日から供用開始になり、夏場に吹く南風の悪天時(上空にある霧やガスにより、パイロットが十分な視界を確保できない状態)に着陸機が、打ち上げ場所に接近するなど、開催が今後危ぶまれる状況は増えるばかりです。 こういった現況下で、花火大会に代わるビッグイベントをと、動き出した市民の有志が、4月に市長室に来られました。 ハワイのワイキキ通りで例年開催されている「ホノルル・フェスティバル」を、日本にそれも浦安に持ってこれないかと模索してきたところ、日本から参加している「弘前のねぷた祭り」や、「さいたま竜神」、「大牟田の大蛇山(ルビ:だいじゃやま)」などから参加したいとの報告と、市に協力の要請に来られたのです。 場所はシンボルロードでのパレードの企画で、東京湾に向かう1キロメートル弱の距離を考えているとのことでした。 その後、うらやす観光推進協議会が中心となって市民主体の実行委員会が組まれ、資金面でも順調に協賛金が集まりつつあり、開催日も「第3回浦安市薪能」開催の翌日の9月19日日曜日と決まりました。 メイン会場の1つは、前日に行われる薪能の舞台を中心に総合公園の広場になる予定ですが、12月の東北新幹線の全線開通を前に観光客の誘致に燃えている青森県、弘前市に加えて五所川原市の16メートルの高さの「立佞武多 ルビ:たちねぷた」も、正式に参加が決まったようです。 私は、8月2日に青森市で開催されるシンポジウムのパネリストとしての参加要請を受け、併せて弘前市長や五所川原市長にもごあいさつしてくる予定です。 いまひとつ元気が出ない日本社会ですが、お祭り好きな浦安市民で日本中を覆っているもやもやを吹き飛ばせる予感がしています。
浦安市長 松崎秀樹 |